1 - 手仕上げとは?
パテック フィリップのタイムピースの機能と造形美を向上させ、その美しさと精度を長年にわたり保証するために施される、多岐にわたる精緻でデリケートな装飾と仕上げをいいます。
手仕上げとは?
《手仕上げ》とは、機械加工を終えた時計の構成部品に忍耐強く手作業で施される、多岐にわたる精緻でデリケートな装飾と仕上げをいいます。
ムーブメントの完璧な作動を妨げる微細なばりや機械加工の跡を取り除き、互いに接触し合う構成部品の縁を磨き、表面の酸化を防止するほか、粗い金属表面に光沢ある魅力的な美しさを与えます。
時計の完璧な作動を長年にわたり保証するためか、または純粋に美的な目的で行われるかに関わらず、これらの手仕上げ工程は、肉眼ではほとんど見えないような微細な部分に施される ことから、数百年にわたる努力の結晶である技術と知識、そしてきわめて高度な手先の器用さを必要とすることはいうまでもありません。
手仕上げはまた、見事な七宝装飾の腕時計、重厚なドーム・テーブルクロック、さらに木象嵌、七宝、ジェム・セッティングを施されたコレクターズ・アイテムとしての懐中時計など、パテック フィリップが製作する驚くべき希少なハンドクラフトの製作に不可欠な技術でもあります。
パテック フィリップ・シール
愛好家,コレクターが追い求めるパテック フィリップのタイムピースが他に類を見ないのは、完全な手作業により、いかなる機械も再現できない高度な技術、細心の配慮と敬意をもって施される洗練された宝石のような仕上がりを持っているからです。
パテック フィリップ・シールはすべての機械式タイムピースに適用され、スイス時計業界で最も厳格なパテック フィリップの独自の品質規準が遵守されていることを保証するものです。
考えられる最高の品質を実現するため、どんな仔細なディテールも検査の対象となります。ムーブメント、ケースの内側と外側、文字盤、プッシュボタンなど、タイムピースのすべての要素は完璧に仕上げられていなければなりません。
面取りとポリッシュ仕上げ、回転サテン仕上げ、著名なコート・ド・ジュネーブ装飾などの方法があります。
これらの高度な作業は、時計製作において最も時間と人手のかけられている工程でもあります。