2014年:創業175周年
2014年、パテック フィリップは創業175周年を祝いました。ジュネーブのマニュファクチュール パテック フィリップは、創業以来中断することなくビジネスを継続してきた最も古いスイスの時計マニュファクチュールのひとつです。1932年以来パテック フィリップのオーナーであるスターン家にとって、この栄えある出来事を一年を通じて祝うことは、たいへん喜ばしいことでした。
2014年8月9日、ジュネーブのレマン湖岸で50万人以上の観衆が「人間と時」と題された大花火スペクタクルを鑑賞しました。このジュネーブ祭りのハイライトは、パテック フィリップがそのお膝元であるジュネーブに対して行った贈物でした。
公式の記念式典は10月13日~20日、パテック フィリップのプラン・レ・ワット本社において挙行されました。このイベントのため、本社の主要な棟々を隔てる空間は、舞台、ファサード全面にわたるビデオ・プロジェクション、レセプション・ホールからなる巨大でエレガントな式典会場に変身しました。
世界中のメディア、重要顧客、ディストリビューター、取引先からなる3,600人にのぼる招待客は、6日間にわたる壮大な記念式典に参加しました。招待客たちはフィリップ・スターン名誉会長と子息のティエリー・スターン社長に迎えられました。またパテック フィリップの歴史上重要な出来事と革新的なタイムピースを描いた巨大な3D映像のマッピングショーが上演され、音楽と舞踏によるスペクタクル、および著名シェフによる豪華な晩餐が供されました。
続いて記念タイムピース・コレクションが、これらを創作し、その隅々までを知り尽くしたエンジニアとデザイナーにより紹介されました。マスターピース、グランドマスター・チャイムに搭載された至高のムーブメントの内部に文字通り《潜入》できる、著名なハイテク技術による《3Dイマーシブ・エクスペリエンス》に招待客たちは文字通り息をのみました。
本社敷地内の由緒あるシャトー・ブランも記念式典会場となりました。招待客たちは、創業175周年を記念して特別に創作された、希少なハンドクラフトを体現する最もエクスクルーシブなタイムピース・コレクションの魅惑的な展示によって迎えられました。これらのタイムピースは、60点におよぶ歴代の記念タイムピースと共に、2015年4月までパテック フィリップ・ミュージアムに特別展示されました。