このエピソードでは、1839年の創業から今日に至るマニュファクチュール パテック フィリップとその歴史的建物の歴史と発展、および落成したジュネーブ新工場について解説します。
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このエピソードでは、1839年の創業から今日に至るマニュファクチュール パテック フィリップとその歴史的建物の歴史と発展、および落成したジュネーブ新工場について解説します。
パテック フィリップはジュネーブに新工場が完成したことを祝い、限定製作の記念タイムピースを発表します。
2020年の初頭、マニュファクチュール パテック フィリップは2015年に開始された建設工事を完了しました。新工場のきわめて近代的なアーキテクチャーは、マニュファクチュールのジュネーブにおける事業活動をすべてひとつの屋根の下に統合し、さらに希少なハンドクラフトの専門家と当社スタッフの基本的かつ高度なトレーニングのために必要十分なスペースを提供します。
印象的な規模(10フロア、全長約200メートル)の新工場は、1996年建設の本社工房を拡張し、今後20〜30年にわたるマニュファクチュールの成長を見込んでいます。新工場は、パテック フィリップのジュネーブのルーツと、伝統と革新を完璧に融合させる時計製作芸術の未来に対する確固たる自信をいま一度表明するものといえましょう。
スペシャルエディション・カラトラバ6007Aモデル
パテック フィリップはジュネーブに新工場が完成したことを祝い、1,000個限定製作の記念タイムピース、ステンレススチール仕様のカラトラバ6007モデルを発表しました。カラトラバ十字と《New Manufacture 2019》の文字が特別に記載されたサファイヤクリスタル・バックを備えています。2019年は、新工場に最初の部門が移転した年です。
6007A-001モデルについての詳しい解説1996年、パテック フィリップは工房と本社を、ジュネーブのプラン・レ・ワットに完成した新本社工房に移転しました。
この新しい建物に移転し、すべての製造活動をひとつの屋根の下に統合することは、会社の新しい時代の始まりを意味しました。
その後間もなく、さらにスペースが必要になり、2003年、近隣のジュネーブのペルリーにケースとブレスレット工房をオープンしました。
その後2010年には、マニュファクチュールのムーブメント構成部品を製造するため、プラン・レ・ワットにさらに新しい製造工房が開設されました。
今日、パテック フィリップの歴史的本社はお客様に捧げられており、すべてのグランド・コンプリケーションを含むマニュファクチュールの現行コレクションの全モデルをご覧いただくことができるユニークな本店となっています。
情熱的な愛好家のためのこの場所は、《サロン》と呼ばれています。そこにはパテック フィリップのブランド遺産を完璧に体現する、真に卓越した伝統と最新のテクノロジーと技術革新が融合した、時計製作へのオマージュの意味が込められています。
1891年にパテック フィリップが購入した建物は、当時の高名な建築家、ジャック‐エリゼ・ゴス(1839〜1921年)によって全面的に改装されました。
1907〜1908年、6階フロアが追加されました。このプロジェクトは、元の改装を行った建築家ゴスの息子、アンリ・ゴスによって遂行されました。
マニュファクチュール創業125周年の1964年、ジュネーブ・デ・ペシュリー通りに新しい建物、ラ・ジョンクションがオープンしました。この堅牢な6階建ての建物は、歴史的工房に比べてはるかに近代的でした。
パテック フィリップの元マスター・ウォッチメーカー、ポール・ビュクラン氏は1964年を振り返り、マニュファクチュールの時計師たちの当時の生活を回想します。
1839年、パテック、チャペック社が設立されました。
最初のマニュファクチュールは、ジュネーブのベルグ河岸29番地、ローヌ河の右岸にありました。
ジャン・アドリアン・フィリップがチャペックの後を継いだ後、新しいパテック、フィリップ社はベルグ河岸15番地に移転しました。
1853年、会社はグラン河岸(ローヌ河の左岸、商業港の前)とローヌ通り168番地の間にある建物の一部をリースしました
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