オンリーウォッチ2019(ジュネーブ) オークション結果
第8回オンリーウォッチ・オークションは、2019年11月9日土曜日、ジュネーブで開催されました。
パテック フィリップ最初で唯一のステンレススチール仕様グランドマスター・チャイムは、この2019年のオークションの最高価格となる3,100万スイスフランで落札され、世界で最も高価な腕時計となりました。
最初で唯一のステンレススチール仕様グランドマスター・チャイム:ジュネーブの時計マニュファクチュール、パテック フィリップとしては珍しい素材の選択であり、とりわけグランド・コンプリケーションの素材として使用するのは希なことです。
創業175周年を記念して2014年に発表されたグランドマスター・チャイムは、2016年、ホワイトゴールド・バージョンが現行コレクションとして登場しました。パテック フィリップの最も複雑な腕時計、グランドマスター・チャイムは20の複雑機能を搭載しています。5つはチャイム機構に関するものであり、そのうち2つは特許取得の世界初の機能です。ひとつは設定された時刻になるとチャイムで知らせるアラーム、もうひとつは鳴らしたい時のみゴングで今日の日付を知らせるデイトリピーターです。手仕上げのギヨシェ装飾クルー・ド・パリを施したリバーシブル・ケースは、独自の反転機構(特許取得)を搭載しています。
オンリーウォッチ2019のために特別に創作されたグランドマスター・チャイム6300A-010モデルは、ステンレススチール・ケースに加え、ゴールデン・オパーリン、エボニーブラックの文字盤と、12時位置のアラーム時刻サブダイヤルに記載された《The Only One》の文字で際立っており、エクスクルーシブな価値をさらに強調しています。
2017年、第7回オンリーウォッチ・オークションで、パテック フィリップ5208モデルの最初で唯一のチタンバージョンが、620万スイスフランで落札され、2017年のオークションの最高価格を記録し、オンリーウォッチ・オークション開始以来、第2番目の落札価格となりました。これまでの最高落札価格記録は、やはりパテック フィリップが樹立しました。2015年に730万スイスフランで落札されたステンレススチール仕様の5016モデルがそれです。
オンリーウオッチは2005年から2年毎に行われているチャリティーオークションです。収益はモナコ・デュシェンヌ型筋ジストロフィー協会(Association Monégasque contre les Myopathies AMM)に寄付され、デュシェンヌ型筋ジストロフィー研究支援のために使われます。デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、3,500人に一人の割合で発症する変性神経筋疾患であり、世界中で多くの子供たちや青少年たちがこの難病で苦しんでいます。
6300A-010モデル
キャリーバー300 GS AL 36-750 QIS FUS IRM。手巻機械式ムーブメント。チャイム機構隔離(ON/OFF)表示。 第2タイムゾーン。 第2タイムゾーン昼夜表示。曜日、日付(文字盤両面)、月、閏年を指針表示。4桁の年を窓表示。24時間時・分表示。リュウズの位置表示(R A H)。
ギヨシェ装飾クルー・ド・パリを施したステンレススチール・リバーシブルケース。非防水(湿気・埃にのみ対処)。ゴールド植字ブレゲ数字を備えたローズゴールドの前面文字盤。エボニーブラックの裏面文字盤。18金ソリッドゴールドの文字盤プレート。ラージ・スクエアのハンドステッチ・アリゲーター・バンド、カラーはブリリアント・ブラック。折り畳み式バックル。ケース径:47.7 mm。厚さ:16.07 mm。